鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(日野市程久保3)で1月28日、京王線の引退車両をモデルにした模型「鉄道コレクション 京王帝都電鉄5070系」の販売が始まる。
鉄道模型のジオラマやプラレール、運転台からの風景を見ることができるビデオコーナーなどを設ける同施設。京王線をモチーフにしたさまざまなオリジナルグッズを販売するコーナーも設けており、昨年11月からは東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道(本社=岩手県盛岡市)を支援しようと、同鉄道のグッズも販売している。
「鉄道コレクション」はトミーテック(栃木県壬生町)が開発した鉄道模型。スケールは実物の150分の1のサイズで、展示用模型ではあるものの、Nゲージ規格に準拠しているため、「別売りの部品を組み合わせて改造することで走行させることができる」と同社。
今回は同施設オリジナルの商品として企画。鉄道愛好者の団体「鉄道友の会」が優れた車両に贈る「ローレル賞」を受賞し、1996年まで使用されていた「5070系」を模型で再現した。
モデルになったのは、北野駅~高尾山口駅の間を結ぶ京王高尾線の開業初日に運行された特急列車「5072編成」。アイボリーの車体にえんじ色のラインが入った当時のデザインも再現。パッケージには当時の写真を使い、ネームプレートには同社の旧社名である「京王帝都電鉄」を入れるなどこだわった。
2両を1セットにして販売し、価格は1セット2,200円。販売数は5000セットで、1人5セットまで。