道の駅「八王子滝山」(八王子市滝山町1)は2月、来訪記念の土産として発売している記念切符のデザインをリニューアルした。
同所は2007年に開業した都内唯一の道の駅。八王子の野菜にこだわったフードコートや農産物直売所に加えて、八王子産の牛乳を使ったジェラート店などが出店。市内の生産者による加工品の販売会など定期的にイベントも行っている。
鉄道の駅で記念イベントなどの際に販売される記念切符を模した同商品。横8.5センチ、縦3センチの硬券で、案内板などに用いられている道の駅のシンボルマークと共に「八王子滝山」の文字が入る。これまでの切符では、毎夏に行われている多摩地区最大規模の祭り「八王子まつり」や市内のイチョウ並木をテーマにした図柄などを裏面にデザインしていた。
今回のリニューアルでは、2010年から夏に合わせて販売を行っている地元のリンゴ「陣馬リンゴ」を使ったオリジナルのご当地サイダー「高尾山天狗サイダー」のキャラクターを採用。「高尾山と天狗様」と題して、高尾山における天狗伝説も説明する。
「お客さまの記念になるよう、八王子らしいデザインにすることを意識している」と同所を管理・運営するウェイザ(小比企町)の森さん。「天狗であり愛くるしいデザインであることと、道の駅オリジナル商品のアピールを兼ねてデザインを変更した」
これまでの切符の在庫が無くなり次第、新デザインに切り替える予定。「今後も、八王子らしさを出したデザイン、道の駅『八王子滝山』の特色を出したものをデザインしていくので、期待してほしい」と森さん。
価格は1枚160円。