西東京バス(八王子市明神町3)は3月下旬から、全線の運行情報を提供する「リアルタイム運行状況案内サービス」を始める。
同社は八王子や福生、あきる野などの多摩西部と山梨県の一部で路線バスを運行しているほか、都心から八王子や青梅などに向かう深夜急行バス、全国各地へと向かう高速バスなども走らせている。
今回は高速バス以外の路線バスや同社が運行を担当している八王子の地域循環バス「はちバス」をはじめとした地域を走るコミュニティーバスを対象として情報を提供。主要な停留所にはバスの先発、後発を示した案内表示機を新たに設置し、あと何分でバスが到着する予定かなどの運行情報をリアルタイムで知らせる。
案内表示機は京王八王子駅に4カ所、八王子駅北口に7カ所、高尾駅北口に2カ所、八王子市役所入口に1カ所設ける予定で、「既に取り付けは終わっている」と同社の営業担当者。
運行情報はホームページ上でも確認できるようにする。パソコンに加え携帯電話、スマートフォンにも対応し、各バス停にはそれぞれQRコードを掲示。コードを読み取ることで、リアルタイムで運行情報を検索できるよう促す。6月にはGPSを利用した地図検索機能も追加する予定。
具体的なサービス開始時期などについては、「準備ができ次第、ホームページなどで案内する」という。