JR東日本八王子支社(八王子市旭町1)は6月29日、今春に行った中央線の魅力を広く一般から聞くアンケート「中央線世論調査」の結果を発表した。
「中央線が好きだ。」のキャッチコピーで、2007年10月から「中央線沿線価値向上プロモーション」を実施している同社。プロモーション開始から6年目を迎えた今年は「中央線沿線の人と街とのつながり」をテーマに据え、その一環として調査を実施した。
回答数は約750件。ホームページのアクセス数も増えるなど、「多くの皆さまに注目していただけた」としたうえで、「我々が抱いていた中央線沿線の魅力を再認識させられた」と同社担当者。
「中央線が好きですか?」の項目には、9割の674人が「好き」と回答。「中央線で好きな街」の1位は吉祥寺で全体の16%を占めた。2位は立川(10%)で、ここまでは3月30日時点でまとめた「結果速報」と変わらなかったが、3位は八王子、国立、新宿(それぞれ6%)が並ぶ格好となった。
住んだことがある駅の中での「好きな街」1位は、武蔵境。以降、国立、立川、吉祥寺と続き、八王子は5位だった。これについて、「意外性に富んだ結果」と担当者。「我々としては驚きとともに新鮮な印象を受けた」とも。特に武蔵境については、三鷹~立川間の連続立体交差化に合わせて踏み切りが撤去されるなど、「駅やその周辺が変わり、便利になったこともあるのでは」と分析する。
中央線名物の3位に八王子駅北口の西放射線通り商店街(ユーロード)通り沿いに店を構える「つるや製菓」(旭町)の和菓子「都まんじゅう」がランクインしたほか、「好きなスポット」2位に高尾山が挙げられた。
調査は3月25日から2カ月間実施。同社ホームページのほか、トレインチャンネルでも参加を呼び掛けた。アンケートでは年齢や性別、職業や家族構成などのほか、最寄り駅や中央線で利用する駅などの質問を設定。中央線が好きな理由や沿線の中で好きな街、何歳の時に「中央線デビュー」を果たしたかなどの設問も設けた。