八王子市役所を出発地点に市内を走り抜ける「全国都道府県対抗自転車競技大会」が9月9日、開催される。
日本自転車競技連盟などが主催する同イベントは今年で47回目。昨年は岐阜県で行われた。今回は来年1月末から東京で「国民体育大会(国体)」と「全国障害者スポーツ大会」を合わせた「スポーツ祭東京2013」が開催されることを受け、そのリハーサル大会として実施される。
コースは八王子市役所を出発地点に、あきる野市、檜原村を通り、「奥多摩 水と緑のふれあい館」(奥多摩町)までの公道を走るもので、総距離は、男子=77.1キロ、女子=68.2キロ。高低差1000メートルにもなる起伏のあるルートとなっており、本コースは国体でも使用される予定。男子選手は時速約40キロ、女子選手でも時速約37キロのスピードで走り抜ける見込み。
今回のレースでは、男子101人、女子30人の選手が出場。市役所から男子が周回コースに入る市内の四谷町交差点までの間は、「男女それぞれの選手が走る姿を見ることができる見どころ」と市国体推進室の担当者。地元町会や市内のスポーツクラブなどにも協力を呼び掛け、市内だけでも200人以上がコース上に「競技補助員」として展開するなど地域ぐるみで盛り上げる。
当日はレースに合わせ、コースに当たる各所で全面通行止めを実施。現在、市ホームページなどで交通規制の告知を進めているほか、西東京バス(八王子市明神町3)などの公共交通機関では一部の路線バスの運休を決めるなどしている。当日は選手が通過する10分前に規制箇所に予告車を出す予定で、以降は歩行者も含めて通行止めとする方針。レース開始は、男子=8時30分、女子=8時35分。
国体冬季大会は来年1月末、本大会は来年9月末、全国障害者スポーツ大会は来年10月中旬からそれぞれ開催。国体が東京で行われるのは54年ぶり3回目。八王子ではサッカー(女子)、体操(競技・新体操)、自転車(ロードレース)、軟式野球、ゴルフ、高校野球が行われるほか、「デモンストレーションとしてのスポーツ行事」として、インディアカ、グラウンドゴルフ、少林武術、ターゲットバードゴルフ、ネオテニス、ブラインドサッカーの各競技も開催予定。