11月も中旬を迎え、高尾山周辺で紅葉の見頃が間近となっいる。
同山は例年11月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃を迎える。今月12日時点では、麓でも葉が赤く色づき始めていた。「ケーブルカー沿線も色づき始めているし、山頂では既に見頃を迎えている」と高尾ビジターセンター(八王子市高尾町)の担当者。ケーブルカー「清滝」駅周辺では色づき始めた木々を写真に収める人も多かった。
秋の行楽シーズンの到来とともに観光客も増え、高尾山周辺では混雑も激しくなっている。同山を通る6つの登山道のうち、6号路に関しては混雑による危険回避を理由に12月2日まで登り一方通行に制限。同センターでは、「ゆっくり山を楽しむなら午前中の早い時間の登山がおすすめ」とした上で、日暮れが早くなっていることを受け、「明るいうちに下山するように」とホームページなどで呼び掛ける。
八王子観光協会では1960(昭和35)年から毎年11月に「高尾山もみじまつり」を開催。1カ月にわたって「清滝」駅前のステージや山の中腹にある「十一丁目茶屋」前などを会場に催しを行っているほか、京王電鉄も京王高尾山口駅をはじめとした各所で毎年恒例となった高尾山を舞台にした秋のキャンペーン「高尾・陣馬スタンプハイク」を行っている。12月2日まで。
今月17日・18日には、高尾駅から西八王子駅にかけて八王子市内を通る甲州街道(国道20号)沿いで「八王子いちょう祭り」も開催される。当日は陵南(りょうなん)公園(長房町)などをメーン会場にさまざまなイベントが行われ、ご当地ヒーロー「転成合神ゲンキダーJ」なども「出動」。18日12時からは「日本で最初」と言われ、約250台が街を走り抜ける「交通安全クラシックカーパレード」が行われる。開催時間は9時~17時(18日は16時30分まで)。