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ケースが守る「基板」をiPhoneケースに-八王子の精密加工業者が開発

プリント基板をケースに仕立てた内野さん

プリント基板をケースに仕立てた内野さん

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 精密微細加工などを行うナラハラオートテクニカル(八王子市楢原町)は3月1日から、プリント基板を採用したiPhone 5向けオリジナルケース「リアルプリントキバンiPhoneケース」の販売を始めた。

グリーン、青、黒の3色を用意

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 昨夏にはカーボン素材を使ったiPhone 4・iPhone 4S向けオリジナルケースを発売し、大きな反響を呼んだ同社。今回は素材として電化製品の主要部品であるプリント基板に目を付けた。「いらない基板を材料にしてケースにできないかと思いついた」と社長の内野さん。

 アイデアを酒の場で地元の業者に相談を持ち掛けるなどしたところ、サンプルを製作することに。「筐体(きょうたい)に守られるはずのプリント基板が筐体を守るケースになった」。これが話の種になり、今回、配線に当たるパターンをケース用に新たに起こし、商品化にこぎ着けた。

 カラーリングはプリント基板のカラーに合わせて、グリーン、青、黒の3色で展開。iPhone 5の形状に合わせて背面のカメラやロゴの部分にカットを入れたほか、「Made in JAPAN」と型番に当たる「iP5-002」の文字を入れるなどこだわりも見せる。「基板の本物がそのままデザインされていることが美しい」と内野さん。通常、ケースの内側にある基板だが、ケースの素材としての耐久性も十分あるという。

 製品発表後の評判は上々で、「これだけで1時間半話せる」と内野さん。「業界の人には、『ケースにしようとは思わなかった』と言われた」とも。販売ターゲットには「個性的な人」を掲げ、「ニッチな路線に訴えたい」と話す。「本当に部品を載せることでUSBメモリーになるなど機能も持たせられるようになったら面白い」と既に次の製品に向けたアイデアも膨らませている。

 価格は9,450円から。同社オンラインショップなどで販売する。

 同社は1972(昭和47)年設立。加工機を使った精密切削など主に企業向けに事業を展開している。

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