京王電鉄バス八王子営業所(八王子長沼町)で4月14日、京王の電車・ 路線バス開業100周年を記念して、過去の車両で施されていた塗装を復刻したバスのお披露目会が行われる。
1913(大正2)年4月に笹塚~調布間で電車、新宿~笹塚・調布~府中~国分寺間で路線バスの営業を始めた京王電鉄。京王グループでは現在、開業100年を受けて、さまざまな記念事業を進めており、今秋には鉄道をテーマとしたアミューズメント施設「京王れーるランド」(日野市程久保3)の新施設への機能移転なども控えている。
路線バスについては、記念ロゴが入った幕を展開しているほか、1月から新車を対象に旧塗装の復刻も開始。デザインは1940年代半ば~90年代半ばにかけて採用されていたもので、当時の黄色を基調としたものなど4タイプ。旧社名の「京王帝都」や「K.T.R.」といった文字、社紋も復元した。3月までにこれらの塗装を施した11台が各営業所に導入されており、既に運行も始められている。
今回のイベントでは、復刻したこれらの旧塗装車両を集めて展示。子ども向けに洗車機体験などの催しも予定し、同社担当者は「4タイプが一堂に会する貴重な機会なので、ぜひご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~14時。入退場自由。