八王子市は4月20日、スマートフォンとタブレット端末向けに「高尾山公式アプリ」の提供を開始した。
iPhone、Android搭載端末向けに発表された同アプリ。国の緊急雇用創出事業基金を活用し、高尾山の紹介のほか、山内で観察することができる動植物の情報などを楽しむことができる機能などを持ったアプリを開発した。
約150ページにわたって山内のハイキングコースや店などを紹介する「高尾山ルートガイド」のほか、市内のイベントなどを紹介する「八王子見どころ・イベント」など5つのコンテンツを搭載。各コンテンツはアプリ内から個別にダウンロードする方式を採用しており、必要な情報だけ入手することができる。このほか、高尾山ゆかりの天狗(てんぐ)をモチーフにしたキャラで山内を駆け巡るアクションゲーム「マウン天狗」なども楽しめる。
目玉の一つが「高尾山動植物図鑑」。現在、昆虫や鳥類、樹木、花など9種類の図鑑を用意しており、山内に生息する約600種類の動植物を写真付きで解説する。ムササビが飛行する動画や鳥の鳴き声なども収録しているほか、「昆虫図鑑では端末を指で触って動かすと360度の角度から昆虫の姿が見られる」と市産業振興部観光課。「写真の一部は、高尾山を愛する市民の方から提供いただいたもの」とも。
iPhone向けは「App Store」、アンドロイド端末向けは「Google Play」で、それぞれダウンロードできる。無料。