八王子の商店街に女子大生が常駐し話題に-机と椅子だけの空間で街の様子観察

1坪ほどの空き店舗を活用した「まちのoffice」

1坪ほどの空き店舗を活用した「まちのoffice」

  • 0

  • List
  •  

 八王子駅にも近い「ドン・キホーテ八王子駅前店」西側に机と椅子だけが置かれた1 坪ほどの空間「まちのoffice」(八王子市中町)が突如登場し、話題を呼んでいる。

「まちのoffice」を運営する須永さんら学生と星見さん

[広告]

 12月16日にオープンした同所。商店街の中にある空き店舗を使って、実践女子大学の学生らが毎日7時間ほど駐在。街の様子を観察するなどの活動を行っている。

 企画を立ち上げたのは同大大学院に通う須永千尋さん。八王子に住み、「八王子の街づくり」を研究課題に掲げる須永さんは、「店のシャッターは常に開けておくことが大事」と空き店舗をどう活用するかについて検討。アイデアを練った結果、今回の企画にたどり着き、街の人にもさまざまな活動に使ってもらえるようにと、「チャレンジショップ」と銘打った活動を始めた。「細かいところは設定せず、あえて見切り発車で始めてみたら面白いことができるんじゃないかと思った」と須永さん。

 立ち上げた「まちのoffice」は1週間程度の短い期間での貸し出しを見込んでおり、既に空間を利用したいという希望者も多いという。中には、この場所でマグロの解体ショーを行いたいと名乗り出た人も。「思いもしなかった利用法で、使い方は無限大なんだなと思った」。冬場の寒風が吹きすさぶ中、扉も無いところで街行く人の流れを見ているため、ヒーターやカイロは欠かせないという。「差し入れでスープを持ってきてくれた人もいて、うれしかった。こういう温かさは街の魅力かも」とも。

 同所は八王子市中心市街地対策課や地元の不動産業者・エスエストラスト(横山町)などが協力し、「まちづくり八王子」が運営。空き店舗をどう活用するか街の人と考えていこうと今回、須永さんのアイデアを実現させることにしたという。「中心市街地のマーケットとしての魅力は薄くなってきている」と同会の星見さん。「そうした中、店をいきなり立ち上げるのはリスキー。少しトライできる場所があってもいいのでは」と今回のプロジェクトの意義を語る。

 須永さんが修士論文の作成などに入るため、今月29日で同所はいったん終了。年明け以降は星見さんらが駐在することで須永さんの思いをつなげていく。「八王子は街で何かやりたい人が多いと感じていた。そういう人が活動できる場所にできれば」と須永さん。星見さんも「春ごろからは新たな展開に移せれば」と期待を込める。

八王子経済新聞VOTE

「八経」こと八王子経済新聞に期待する記事は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース