八王子駅近くのみずき通りで4月20日に行われる催し「ガールズ・ユニットFes!」に合わせて、「八王子のソウルフード」をうたう「パンカツ」をモチーフにした「デカパンカツ体操」を踊る「フラッシュモブ」が行われる。
ネットや口コミで呼び掛けた不特定多数の人が公共の場でパフォーマンスを行うフラッシュモブ。今回はパンカツの普及を目指して市内の有志らが活動する「日本パンカツ協会」がイベントを企画。JCN各局で放送されていたバラエティー番組「逸品刑事」とのコラボにより生まれたテーマソング「デカパンカツ体操」を一般も交えて踊る。
デカパンカツ体操は、同会会員でAKB48やAAAなどさまざまなアーティストに楽曲提供を行っているミュージシャン・鳥海剛史さんが手掛けた作品。「小麦粉 水で溶いちゃって」「水溶き小麦粉 たっぷり付けて」「パン粉はやっぱり荒めがいいね」などパンカツの特徴を歌詞の随所に盛り込んでおり、同会公認アイドルで「はちぷり」の愛称で知られる八王子をベースに活動するアイドルユニット「8princess(エイト・プリンセス)」が振り付けたダンスも話題に。2月に行った「はちぷり」のイベントで初披露された。「パンカツによって摂取したラードのカロリーを消費するため、健康的な運動を取り入れた体操という形を取った」と同会担当者。
今回は一般公募の女性ユニットが歌やダンスを披露する同イベントの会場を使ってフラッシュモブを実施。参加人数の目標は100人で、同会では「はちぷり」のメンバーが踊り方を教える動画をユーチューブ上に公開するなどして参加を呼び掛けている。「不特定多数の人に来てもらいたい」と担当者。当日はパンカツの屋台も出店する予定で、「パンカツという懐かしくて新しい、不思議な食文化にいろいろな形で触れてもらえれば」とも。「日本パンカツ協会は今後もいろいろな活動を通して宇宙制覇を目指す」と意気込む。
パンカツは、食パンの表面に水で溶いた小麦粉をつけ、さらにパン粉を付けてラードで焼き上げた後、ソースをかけて仕上げたスナック。昨年10月の同会結成以後、さまざまなテレビ番組などで紹介されるなど話題を呼んでいる。
イベントは12時から。