セブン-イレブン・ジャパン(千代田区)は5月27日、八王子市内のセブン-イレブンで「冷たい八王子ラーメン」の販売を始めた。
「八王子ラーメン」は濃いめのしょうゆスープに刻んだ生玉ネギをトッピングしたご当地ラーメン。同社では、これまでにもレンジで温めるタイプの「八王子ラーメン」を商品化するなどしてきたが、今回は夏向けの商品として、鶏ガラベースのスープに煮干しの風味を加えた冷製麺を作り上げた。
商品開発には、八王子ラーメンでまちおこしを進める地元の市民団体「八麺会」が参加。同会が定める3つの八王子ラーメンの定義「刻んだ玉ネギを使うこと」「スープの上に油が覆うこと」「しょうゆダレ」を満たしながらも、2種類のカットの刻みタマネギを混ぜることで麺やスープになじむようにするなど工夫を施す。パッケージには同会オリジナルキャラクター「はちどん」をあしらうなどしてこだわった。
「つけ麺の八王子ラーメンを提供している店はあるが、冷製のラーメンを提供している店はない」と同会担当者。「八王子ラーメンの新しいジャンルを切り開くものとして、年間を通じて八王子のまちおこしにつながるものとして期待している」と話す。
価格は398円。