京王電鉄（多摩市）、京浜急行電鉄（港区）、京成電鉄（千葉県市川市）の3社が8月1日から、各社沿線にある真言宗智山派の大本山を巡る共同キャンペーン「3沿線　大本山巡り」を展開している。

　私鉄3社の共同企画となる同キャンペーンは今回が初めて。京王線沿線には高尾山薬王院、京急線沿線には川崎大師平間寺、京成線沿線には成田山新勝寺と同宗派の大本山がそれぞれあることから、これらの寺院を巡るスタンプラリー企画が実現した。

　3寺院のスタンプは今回のキャンペーンのために新たに製作したもので、「3つの寺院の本堂外観を基に制作している」と京王電鉄の広報担当者。「今後のイベントで使うことはないかも」とも。スタンプ台は、高尾山薬王院では山内の御護摩受付所に設置。受付時間は8時45分～16時。

　各寺でスタンプを集めて応募すると、スタンプ1つ以上で各社のノベルティーグッズ詰め合わせ、2つ以上で京王プラザホテル新宿をはじめとしたホテルのレストランランチ食事券、全てを集めた人には、真言宗智山派の総本山・智積院（京都市東山区）にほど近いホテル「ハイアット リージェンシー 京都」の宿泊券を抽選で進呈する。

　キャンペーンに合わせ、各沿線の駅ではスタンプの台紙を兼ねたリーフレットを合わせて9万部配布。各寺の概要や周辺グルメ、簡単な路線図などをまとめたもので、京王線では高幡不動尊など少し足を伸ばすことで訪れることができる周辺の名所も紹介する。

　10月31日まで。