JR東日本八王子支社(八王子市旭町)とJR東日本高崎支社(群馬県高崎市)が10月18日に運行する特別列車「八高線全通80周年記念号」乗車券の一般発売に先駆け8月25日から、八王子をはじめとした沿線に住む親子連れの無料招待を受け付けている。
八王子~高崎間を結ぶ八高線は1934(昭和9)年10月6日に全線が開通し、今年で80周年を迎える。そのため、両社では10月からさまざまな記念イベントを予定している。
目玉の一つが「八高線全通80周年記念号」の運行。同列車は、八王子駅を9時27分に出発し、拝島駅・東飯能駅・高麗川駅・毛呂駅・越生駅・寄居駅・群馬藤岡駅に停車しながら、高崎駅に12時11分に到着する特別列車で、ディーゼル機関車「DD51」2両と「12系」車両3両で編成。記念ヘッドマークも付けて運行する。
特別列車運行に合わせ、八高線沿線の八王子市・昭島市・福生市・瑞穂町・埼玉県入間市・飯能市・日高市の各市町に住む親子連れを対象に無料招待を実施。小学生以下の子ども1人とその保護者1人を1組として20組40名を募集する。
招待客には同列車への乗車に加えて、弁当や80周年記念グッズなどの特典も用意。同日は高崎駅でSL「D51」などを展示する「高崎鉄道ふれあいデー」と題したイベントが行われることから、「到着後は『高崎鉄道ふれあいデー』でお楽しみください」と呼び掛ける。
同列車の一般発売は9月18日。全車普通車指定席となっており、運賃は八王子~高崎間で1,940円(「Suica」などICカードを利用する場合は、1,944円)、座席指定券は520円。9月8日からは、びゅうプラザ八王子駅で、弁当や80周年記念グッズを付けた「八高線全通80周年記念号の旅」と題した旅行商品も販売。募集人員は120人で、料金は八王子駅発=大人4,200円、子ども3,300円、拝島駅発=大人4,000円、子ども3,200円。
応募ははがきで受け付けており、詳細は八王子支社ホームページや駅貼りポスターで紹介する。締め切りは9月5日。