京王電鉄は12月4日、京王線・北野駅の高架下に複合商業施設「京王リトナード北野」(八王子市打越町)を開店した。
「京王リトナード」は商業賃貸資産の拡充を目的に同社の開発部門が行っている事業。いわゆる「駅チカ」施設で、2004年10月に開業した「京王リトナード若葉台」(川崎市)を皮切りに、京王線沿線の各駅に展開。北野が5店舗目となる。
同社によると、「リトナード」はスペイン語で若い芽を意味する「reto-no(リトノ)」とフランス語で散歩道を意味する「promnade(プロムナード)」を組み合わせた造語だという。「毎日の生活に新しい花を咲かせるショッピングの小径でありたい」(同)と名付けられた。
同駅の高架下にはこれまでにもスーパーマーケット「京王ストア」など、京王グループの各商業施設が出店。今回、それらをとりまとめ、各店の面積などを拡充した上で、「駅チカ施設」としてリニューアルオープンした。
施設全体は約2,600平方メートルで、7店舗が出店する。施設の核となる京王ストアのほか、ベーカリー「ルパ」、書店「啓文堂書店」、生花「フラワーショップ京王」、マッサージ「コリフレッシュ」、ヘアメイク「BUZZ(バズ)」、ヘアカット「ミスターカット」の各店が出店した。
京王ストアはリニューアルに合わせて売り場の面積を200平方メートル拡大。約2,000平方メートルと施設の大半を占める。「品ぞろえを豊富にし、買い物がしやすい店に」(同)生まれ変わったという。
同社では今後も同様な複合商業施設の展開を京王線沿線の各駅で進める予定。