東京造形大学(八王子市宇津貫町)の「ZOKEI LEGO部」が11月29日・30日、八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)で開かれたイベント「8はちアソビ」に出展し、オリジナルキャラクター「レゴ娘」を披露し話題を呼んだ。
レゴを楽しむ学生が集う同部は今年で3年目。当時の新入生が同大にいるレゴファンに呼び掛けて立ち上げたもので、今年からは部に昇格。現在は15人ほどのメンバーで活動を行っており、週に2回ほど集まっては作品作りなどを進めている。「レゴ部は日本中にたくさんあるが、造形大のレゴ部は美大にあることからさまざまな美術の専門分野を学んでいる学生が、それぞれの得意分野でレゴと向き合い活動している」と部長の麻生さん。
昨年からはオリジナルキャラクター「レゴ娘」も展開。もともとは同大の学園祭「Creative Spiral」に合わせて作ったポスターのイラストにすぎなかったが、学生などから評判が良かったこともありキャラクター化。現在では、福岡県出身の5月5日生まれで、好きな食べ物は角煮とアイスキャンディー、特技はレゴを組み立てることなど設定も練り上げている。
ツイッターなどを使って「レゴ娘」単体での情報発信も行っているほか、ツイッターで集めたイラストを元にオリジナル曲「みんなれごれごにしてあげる♪」を制作するなど活動を深めている。キャラクターを生み出した同部メンバーの土生(はぶ)さんは「キャラクターの設定はファンとのやりとりの中から生まれたもの。どんどん成長してきている」と話す。
「8はちアソビ」では、日頃の活動で作り上げた作品のほか、「レゴ娘」のステッカーなどグッズを販売し好評だった。「造形大はどういう大学なのかと聞かれることも多いので、キャラクターも活用していければ」と土生さん。麻生さんも「今年の1年生は入学前から『レゴ娘』を知っていた人が多かった。これから入学する学生に向けて紹介していき、部にも興味を持ってもらえれば」と期待を込める。
今後はイベントへの参加や他大学などとの交流などさまざまな活動を進めていく方針。「3年目になり、レゴのブロックもようやく集まってきたところ」と麻生さん。「造形大のキャンパスをレゴで再現するなど大きなものも作ってみたい」と意気込む。