デジレクト(八王子市新町)が3月30日、NHK朝の連続テレビ小説「まれ」を題材にしたオリジナルグッズの販売を始めた。
同日、放映が始まった「まれ」は、父親の事業の失敗を受け小学生で石川県・能登の漁村に移住したヒロイン・希(土屋太鳳さん)がケーキ職人の夢をかなえていくストーリー。高校卒業後に市役所に就職するなど、これまでになく安定第一をモットーとした現実的なヒロインとして話題を呼んでいる。
これまでにも「あまちゃん」「ごちそうさん」「花子とアン」「マッサン」など朝ドラのグッズを多く手掛けてきた同社。今回は、番組ロゴのハンカチタオル(800円)、カフェエプロン(2,600円)などに加え、ドラマのコンセプト「出来たての笑顔」を意味する「I WILL DELIVER A FRESH SMILE!」の一文や、番組キャラクターの魔女姫を描いたマグカップ(1,200円)、コルクコースターのセット(600円)、エコバッグ(1,300円)、缶バッジセット(800円)(以上、税別)の6アイテムを商品化した。
ハンカチタオルは、番組ロゴと洋菓子の包装紙をイメージした「まれ柄」と「魔女姫柄」の2種類を用意するほか、缶バッジセットも台紙のデザインを洋菓子屋風にするなど番組の軸となる洋菓子の要素を各所に取り入れ工夫。カフェエプロンも業務用の素材を使用するなどこだわり、「菓子作りや家事、ガーデニングなどにも便利」と同社社長の五十嵐さん。
「今回の連ドラは、『あまちゃん』ぶりの現代ドラマ。北陸と横浜を舞台としたドラマ設定となっているので、北陸新幹線開業との相乗効果も見込み、地元も大いに盛り上がっているようだ。イラストも『あまちゃん』を書いたイラストレーターを起用している」とブーム再来に期待を膨らませる。
グッズは全国の百貨店や量販店などで取り扱うほかネット通販も行う。