八王子駅近くの西放射線通り商店街（ユーロード）通り沿いにあるコワーキングスペース「8Beat（エイトビート）」（八王子市三崎町）で4月8日、子ども向けプログラミング講座のカリキュラムを体験できる「大人のIT入門」が開催される。

4月19日には子ども向けのプログラミング体験教室「CoderDojo八王子」も

　昨年12月から開催している小・中学生を対象とした「CoderDojo八王子」のカリキュラムを大人でも体験できるように企画した同イベント。「CoderDojo」は、ボランティアで子どもたちにプログラミングの楽しさを教える場となっており、八王子では、米・マサチューセッツ工科大学の「MITメディアラボ」が開発した教育用プログラミング言語「Scratch」を使ったプログラミング体験などを行っている。

　今回のイベントでは、「Scratch」を中心に、グーグルが提供するキーボード不要のビジュアルプログラミング言語「Google Blockly（グーグルブロックリー）」体験も行う。イベントスタッフの荒井さんは「初心者でもアニメーションやゲームを簡単に作ることができるため、プログラムという一般には訳が分からないものが分かるようになるのでは」と話す。

　「CoderDojo」はこれまで4回開催しており、子どもたちからは「もっと新しいプログラムにチャレンジして難問を解いてみたい」「ゲームを作ってみたい」（原文ママ）など反響も上々。今月19日にも開く予定だが、「どんな子どもでも受けられるように」と無料で行っているため、今回大人向けに講座を開くことで運営コストを担うスポンサー集めも狙う。

　荒井さんは「親としては、どんな教育を子どもが受けているのかを子どもの立場になって受けられるというのがいいのではないか。『CoderDojo八王子』は目標を立てず、子どもの進ちょくに合わせて進めている。スクールとはまた違うものとして、新しい取り組みだと思う。大人の皆さまが『CoderDojo』のサポートもしてくれるようになれば」と期待を込める。

　開催時間は14時～16時。料金は3,000円（同施設の月額会員は2,500円）。