プロバスケットボールチームの「東京八王子トレインズ」が5月11日、専属チアダンスチームの決定と子ども向けにチアキッズスクール「はっちキッズ」を立ち上げることを発表した。
チアダンスの専属チームとなった「LOTUS」のメンバーを紹介する中村さん
2015年度から男子バスケットボールの国内リーグ「日本バスケットボール育成リーグ(NBDL)」に加盟し、バスケットボールを通じて八王子のまちおこしを目指す同チーム。八王子をホームとしたチームで市内外から注目を集めており、公式ファンクラブ「TRAINS FAMILY(トレインズファミリー)」なども展開して市民への定着を図っている。
チームを応援する専属チアダンスチームには、2011年に結成し、約20人のメンバーを抱えるダンスチーム「Cheer & Dance Team LOTUS」が選ばれた。日本チアダンス協会公認のインストラクターで、2007年にはプロチアダンス日本代表チームのキャプテンも務めた森夕希子さんがディレクターを務めており、今秋のシーズン開幕以降、試合会場を盛り上げる大役を担う。
チームの運営に携わる中村さんは「知人からの紹介で『LOTUS』の存在を知った。会場を明るく華やかに、ファンの皆さまと共に選手やチームを応援し、会場全体を盛り上げてもらいたい」と期待を込める。
チームオリジナルのダンスも検討していく方針で、「会場の皆さんと踊れるようなオリジナルのものを考えたい。ファンの皆さんには、ぜひ『LOTUS』のパフォーマンスの際に手拍子などで一緒に盛り上げてほしい」と話す。お披露目は、夏ごろに市内で行うプレ試合で行う予定。
専属のダンスチームの発表と合わせて、子ども向けのチアダンススクールも立ち上げる。4歳~小学6年生を対象に、「ひまわりクラス」「チューリップクラス」「すみれクラス」「コスモスクラス」の4つのクラスを用意。基礎体力やダンスの技術向上だけでなく、基本的なマナーを身につけることなども課題に据えており、「仲間への思いやりの心、感謝の気持ち、人を応援する心を育て、精神的な成長につながるようなスクールを目指す」と中村さん。
京王線・北野駅近くの「モノダンススタジオ」(八王子市打越町)を会場に、それぞれ20人程度の講座を開く。各クラスの講師は「LOTUS」のメンバーが担当。メンバーとなった子どもたちには、八王子での試合の際に、パフォーマンスを披露してもらう予定で、今後、チームオリジナルの衣装も作っていくという。
「八王子唯一のプロチームでパフォーマンスできるのは魅力。特に衣装にはこだわりたい。たくさんの観客がいる中でパフォーマンスできるので、お子さんの成長過程を楽しみながら、学ばせてみては」と中村さん。年会費は3,000円、月会費は「ひまわりクラス」「チューリップクラス」=5,000円、「すみれクラス」「コスモスクラス」=5,500円。
初のシーズン開幕を前に、中村さんは「開幕戦は満員で迎えたいので、『はっちキッズ』も含めて頑張っていきたい」と意気込む。