東京サマーランド(あきる野市上代継)は今秋、都内最大級となる4000平方メートルのドッグランを備えたアウトドア複合施設「Wonderful Nature Village(わんダフルネイチャービレッジ)」をプレオープンする。
「Wonderful Nature Village」の完成予想図
ウオータースライド「DEKASLA(デカスラ)」など多様なプールやフリーフォールなどのアトラクションで知られる同園。今回は約6万8000平方メートルの敷地にドッグランやカフェレストラン、ハイキングコースなどを併設した複合施設を計画。「秋川丘陵の恵まれた自然の中で、自然と癒やしをテーマとし、愛犬と一緒に自然との共生が体験できるアウトドア複合施設」とうたう。
グランドオープンは来春を予定しており、それに先駆ける形で10月1日、施設の一部に当たる「ドッグパークエリア」をプレオープンする予定。目玉の一つとなる約4000平方メートルにも及ぶドッグランでは、全犬種エリア、中・大型犬専用エリア、小型犬専用エリアなど6種類を用意。柵には多摩産材を使い、エリア内の通路には大谷(おおや)石を用いるなどこだわる。「広々と遊んでいただけるのでは」と同社開発事業課の黒澤さん。
プレオープン時には、このほかにも秋川丘陵に広がるアジサイなどを楽しむことができる往復約2キロのハイキングコースや、地元の食材を生かして石窯ピザなどを提供するというカフェレストラン、犬用のグッズを取りそろえたショップをオープンさせる予定。
来春には、都内最大級となるドッグプールやバーベキュー場、オートキャンプサイト、多摩産材で作ったアスレチックなど遊具を備えた子どもエリアなども営業を始めるほか、今後、池型管理釣り場やコテージ、ツリーハウスといった追加施設を開発する計画も立てている。施設の運営にあたっては、雑誌「いぬのきもち」(ベネッセコーポレーション)と提携し、同誌が培ってきた知識やノウハウを生かすことにしており、施設で得られた声を「いぬのきもち」に掲載することで、「人と愛犬との関わり方などを発信していく」という。
営業時間は10時~17時(予定)。料金は、大人(中学生以上)=800円、子ども(小学生)=400円、犬=800円。来春以降オープン予定のドッグプールやバーベキュー場などでは別途料金が必要になる。