八王子駅南口から徒歩6分ほどの場所にある子安公園(八王子市子安町)で7月11日、旬の野菜などを販売する「八王子南口朝市」が行われる。
今回初めて行われる同イベント。有志による「八王子南口朝市実行委員会」が主催し、公園の指定管理者であるパークサービス八王子(万町)と、まちづくり会社「まちワイ」(旭町)が共催する形で行われる。当日は栃木県で農産物を手掛ける鎌上ファームなど、9店舗が出店。山梨県からモモやブドウの果物が並ぶなど「八王子で得られないものを提供したい」と鎌上ファームの鎌上竹彦代表。
会場には、カレーライス、ホットドッグ、かき氷などのフードメニューも登場するほか、買い物をした先着200人を対象にオリジナルエコバッグを進呈する催しも実施。8時からは、プロバスケットボールチームの「東京八王子トレインズ」チームメンバーなどがボランティアとして参加し、つきたて餅や、おこわを提供するサービスも実施するという。
昨年、まちづくり八王子が主催し地域住民も参加して行われた「地区別勉強会」の場で浮かび上がってきたニーズを拾い企画された今回の催し。「南口にも朝市があったらいいという提案から始まったもの。南口はスーパーの撤退が多く、高齢者が買い物しにくいこともあるし、公園を使って事業ができないかとも考えていた」とパークサービス八王子の小林さん。今回、開始時刻を6時30分にしたのは、「地域密着ということで、ラジオ体操を一緒にやって始めようかと思った。朝、買い物して、そのまま朝食に利用してほしい」と話す。
今後は月1回のペースで開いていく方針。八王子駅北口エリアでも「八王子朝市」と題して月1回のペースで朝市が開かれているが、「北口は北口。環境に合わせてコンテンツを考えている」と「まちワイ」の星見さん。「南口では街にある本来のコミュニティーを再生したい」とも。小林さんも「地域の皆さんと育てていく朝市。皆さんの遊び場になれば」と期待を込める。
開催時間は6時30分~12時頃まで。