多摩地区最大の山車(だし)祭り「八王子まつり」の開催に合わせて8月8日・9日、地元商店街と近隣の大学に通う学生らによるイベント「キャンぱちフェス」が開催される。
学生にもっと「八王子まつり」に来てもらおうと、地元の商店会・八日町商店街振興組合が主催する同イベント。3回目を迎える今年は、祭りの会場となる甲州街道(国道20号)八日町交差点近くにある西武信用金庫八王子支店(八王子市八日町)駐車場を使いさまざまな企画を展開する。
期間中、八王子のソウルフード「パンカツ」の普及を目指す「日本パンカツ協会」と中央大学の学園祭「白門祭」の実行委員会が、それぞれ「パンカツ」のブースを出店。白門祭の実行委員は、鎌倉・七里ガ浜で提供されている「きなこパンカツ」のノウハウを学んでスイーツとしての「パンカツ」を提供する予定で、「デザート系とオリジナルの両方を楽しんでもらえる」と運営に携わるカトウ洋品店(八日町)の加藤さん。
このほか、東京工科大学(片倉町)メディア学部の学生らによるネット中継や囃子(はやし)連による演奏、休憩スペースや簡易授乳所、おむつ交換のブースなども用意する。「露店で買ったものを持ち込んでもらい休憩してもらってもいい」とも。
「子どもや高齢者の方も大勢いらっしゃるのに座るところもないのは、かわいそうということで休憩所を作ることにしている。ただ、それだけだとつまらないので、学生を入れたりパンカツを入れたりといろいろやっている」と加藤さん。規模は昨年と比べると5分の1程だが、「来年につなげるためにも今年もやる。今後は市や商工会議所なども巻き込んでやりたい」と意気込む。
開催時間は10時~21時。