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八王子市社協が東日本豪雨被災地ボランティアに「助成金」

被災地で活動を行うボランティアを支援

被災地で活動を行うボランティアを支援

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 八王子市社会福祉協議会(八王子市元本郷町3)が9月12日、豪雨により甚大な被害を受けた関東・東北地方でボランティア活動を行う市民を支援する「災害ボランティアリーダー養成活動助成金」の受け付けを始めた。

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 台風18号などの影響で起きた今回の豪雨。災害ボランティアセンターが立ち上げた被災地で、中学生以上の市内在住・在学・在勤者3人以上のグループや団体のリーダーを対象に交通費や宿泊費、ボランティア活動用物品の購入にかかる費用を助成するもので、助成額は1人1回1万5,000円。リーダー1人につき最大15人まで助成する。

 東日本大震災の後、被災地での活動や災害ボランティアリーダーの養成などを進めていた同会。市民にもっと被災地でのボランティア活動に参加してもらおうと、活動に伴う自己負担の一部を助成する制度も創設し、市民や企業、団体に資金の提供を呼び掛け助成枠を用意するなどしてきた。

 今回は2013年7月からの3カ月間余りで寄せられた、66人・56団体からの募金を活用。市や同会が要請する災害ボランティア活動に可能な限り応じることを条件としており、「市民による市民のための災害時ボランティア活動の支援制度は都内初の試みで、全国的にも珍しい取り組み」と同会担当者。

 総額で200万円を用意し、「単純計算で150人くらいまでサポートできるはず。年内に行うボランティア活動を支援の想定としている。帰ってきた後、申請してもらえれば」と話す。今後、市役所などに募金箱を設置するなどして、さらなる協力も呼び掛けていくという。

 申請の最終締め切りは来年1月29日。申請方法は同会ホームページで紹介している。

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