高尾山薬王院(八王子市高尾町)で2月3日、「節分会追儺(ついな)式」が行われた。
毎年、年男や年女、大相撲の力士、人気俳優、女優、歌手などを「特別来場参加者」として招き、3000人規模で行われる同院の節分会。朝5時から14時30分まで5回に分けて豆をまいた。
今年は石森孝志八王子市長も同院を訪れたほか、特別来場参拝者として、八王子を拠点に音楽活動を行ってきたバンド「フラチナリズム」や歌手の原田悠里さん、山口ひろみさん、俳優の佐奈宏紀さん、女優の高橋光代さん、フリーアナウンサーの久保純子さん、落語家の柳家小さんさんらが参加した。
八王子観光大使として、2004年から豆まきに参加してきた歌手の北島三郎さんは直前にインフルエンザに罹患(りかん)したため欠席。急きょ、本人の代わりに麓の高尾山ケーブルカー清滝駅前に日頃置かれている等身大の銅像を運び上げ、「北島ファミリー」の北山たけしさんや大江裕さん、北島さんの三女でタレントの水町レイコさんらと共に並んだ。この姿にネットでは「黄金の銅像が運ばれてきた」「すごい存在感」などと話題となった。