京王電鉄は2月20日、新宿駅発高尾山口行きの「高尾山冬そば号」を運行する。
1月中旬から高尾山にあるそば店などと連携して行っている「冬そばキャンペーン」の一環で運行する同列車。高尾山薬王院不動院(八王子市高尾町)で門前町の店を構える店主らが、打ったそばを献上する「高尾山そば奉納」が行われるのに合わせたもので、昨秋に導入されたラッピング列車「高尾山トレイン」にオリジナルヘッドマークを取り付けて運行する。
ヘッドマークは片道限定で取り付け、誰でも乗車できる。臨時列車ではなく通常運行扱いとなっており、新宿駅を10時7分に出発し、高尾山口駅に11時1分に到着する。停車駅は笹塚・明大前・千歳烏山・調布・府中・分倍河原・聖蹟桜ヶ丘・高幡不動・北野~高尾山口間の各駅。なお、昨年まで行っていた「乗車記念マイはし」の進呈は今年は行わないという。
高尾山口駅前の広場では11時から、不動院に納めるそばのそば打ちを披露する催しを行うほか、「冬そばキャンペーン」に参加する各店では、開店時から同日限定でキャンペーンオリジナルのノベルティーを用意するなど盛り上げる。
同キャンペーンは今年で14年目。高尾山では消化吸収の良いそばと「とろろ」を組み合わせた「高尾山とろろそば」が親しまれており、麓から山頂にかけて、そば店が数多く点在することから、毎年1月から3月にかけて展開しており、今年は19店が参加。各店で500円以上のそば・うどんを食べる際に使える100円分の割引券3枚が付いたチラシを配布、各店でスタンプを集める企画を行っている。キャンペーンは3月31日まで。
「そば奉納」は13時から。雨天中止。