夕やけ小やけふれあいの里(八王子市上恩方町)は1月18日、園内の「星ふる広場」でどんど焼きを行う。
どんど焼きは毎年、小正月の時期に日本各地で行われる祭りの1つで、どんどん焼きなどとも呼ばれる。お正月に使った門松や祈願成就しただるまなどを持ち寄り、火をつけて焼くもので、その火に当たったり、その火を使って鏡もちを焼き食べることで無病息災を願う。
八王子の恩方地区にはこのどんど焼きに似たものとして、「上案下(かみあんげ)のセエノカミ」と呼ばれる伝承行事がある。これは毎年1月14日に竹や縄で作った「セエノカミ」と呼ばれるものに正月で使った飾りなどをまとめ、火をつけて、その火で「メーダマ」と呼ばれる団子を焼くもの。行事は2005年11月に市指定の無形民俗文化財に指定された。
イベントではこの「セエノカミ」を再現したもので、2000年より毎年この時期に開催し、今回で9回目。広場に高さ18メートル、重量2トンのタワーを建て火をつける。当日は持ち寄られただるまや書き初め、お札などをたき上げ、その火を使って「まゆだま」と呼ばれる団子を焼く。この団子を食べると風邪を引かないとされ、無病息災、商売繁盛に御利益があるという。団子は400本用意する予定。
開催時間は10時~12時。なお、たき上げに参加する場合は11時45分までに持ち寄る。入場料は、大人=200円、中学生以下=100円(4歳以下は無料)。