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理系女子「LINE」利用率は約99% 東京工科大が新入生調査、携帯メールは2年で半減

東京工科大学八王子キャンパス

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 東京工科大学(八王子市片倉町)が5月18日、同大理工系6学部の新入生を対象に行ったコミュニケーションツールの利用実態調査について、利用しているSNSとして男女共およそ9割が「LINE」を挙げるなどの結果を発表した。

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 利用しているSNSについては、多くの学生が何らかのSNSを利用。この内、全体の97.9%が「LINE」を活用しており、昨年の93.7%から4ポイントほど上昇。中でも女性は98.5%が利用していることが分かったという。

 このほかに、ツイッター(80.9%)、Google+(36.8%)、画像共有アプリ「インスタグラム」(28.6%)、フェイスブック(19.9%)も利用。ツイッターは昨年の71.6%から、インスタグラムは同15.1%からそれぞれ大幅に利用者が増え、フェイスブックは同20.6%から若干ながら数を減らした。

 男女別で見ると、ツイッターは女性のほうが8ポイント多く利用。インスタグラムは女性が51.5%と男性(16.6%)の約3倍利用していることが分かった。

 「普段、友人とのメッセージのやりとりで利用している連絡方法」については、「LINEのメッセージ」が97.6%と5ポイント上昇。一方、「携帯電話・スマートフォンのメール」は、2014年の71.4%から35.8%まで下がり、2年で半減した。このほか「ツイッターのダイレクトメッセージ」の利用も40.1%と進んでいることが分かった。

 SNSの普及を反映し、「普段、世の中の動きについて情報を得ているメディアとして使っているもの」については、1位のテレビ(85.7%)に続き、ツイッターが56.4%と2位に躍り出た。SNSの中でも、情報入手の手段としてインスタグラム(6.1%)、フェイスブック(3.7%)を使っている人は少なく、ラジオ(6.8%)を下回る結果となった。

 利用メディアのデジタル化も進んでおり、ニュースサイト(34.1%)やニュースアプリ(30.6%)といったインターネットメディアが、新聞(16.7%)、雑誌(10.8%)、友人・知人との会話(20.8%)よりも利用率で上回る結果となった。

 スマートフォンの普及率はほぼ100%。「ガラケー」と呼ばれるフィーチャーフォンを所有している人は2年前の13.1%から3.2%へと減少した。このうち、女性のiPhone所有率は72.5%と女性のiPhone人気が反映された結果となった。

 調査は2014年度から行っているもので、今回は同大の八王子キャンパスと蒲田キャンパスのそれぞれに展開するメディア学部、コンピュータサイエンス学部、応用生物学部、工学部、今年から対象に加えられたデザイン学部、医療保健学部の新入生1695人を対象にアンケートを行った。利用しているSNSや普段の連絡方法などから、所有している携帯機器、家にある電子機器の保有状況などについて回答を得た。調査は4月5日・7日にそれぞれ行われ、男女比は男性=65.5%、女性=34.5%、回答率は100%。

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