東京造形大学(八王子市宇津貫町)は1月26日、同大学が参加する産学連携のプロジェクトから誕生した快眠用香り発散器「ティフラ」が日本デオドール(新宿区)から発売されたことを発表した。
同大学は東京都が実施している産学連携プロジェクト「東京ネクストデザインプロジェクト」に2007年度より参加。同プロジェクトは都内の中小企業とデザイン系大学がそれぞれ、互いの技術や発想を生かして新たな商品開発を行うもの。大学側はこのプロジェクトを通常の講義や実習の内容では得ることができない、デザインの実践活動として位置づけ、2008年度は同大学のほか、首都大学東京、多摩美術大学、東京芸術大学、日本大学、法政大学、武蔵野美術大学の各校のデザイン系学科が参加している。
同大学は2007年度に家庭やオフィスの消臭器などの開発を行っている日本デオドールと連携し、商品を開発。同大学造形学部デザイン学科の学生がデザインの制作に参加した。
同商品はアロマの香りを使って睡眠時や起床時のサポートを行うもので、本体に睡眠時はラベンダーやカモミール、起床時はペパーミント、ローズマリーといった香りのビーズをセットすることで、深い眠りやさわやかな目覚めをサポートするという。
起床時に香りが出ているよう、目覚まし機能としてタイマー設定も可能。タイマーは最長9時間まで対応し、設定した時間から15分間香りが漂う。色はホワイト、ピンク、イエローグリーンの3種を用意する。
価格は8,190円。香りビーズは各1,260円。商品は同社のオンラインショッピングサイトで取り扱っている。