暮らす・働く

八王子・高尾の幼稚園で「ママフェス」 親子で楽しめるワークショップなど

「八王子ママの会」の管理人を務める山本さん

「八王子ママの会」の管理人を務める山本さん

  • 0

  • List
  •  

 高尾駅から徒歩3分の場所にある、みころも幼稚園(八王子市初沢町)で10月9日、「山麓garden(ガーデン) ~高尾山の御膝元でママフェス~」が行われる。

[広告]

 フェイスブックグループ「八王子ママの会」管理人の山本由佳理さんが中心となって企画した同イベント。市内外からカフェや雑貨店など約30店が出店する。「ママと子ども、家族みんなで」をテーマに、ヘッドマッサージ体験や、ベンガラ泥染めなどのワークショップ、フード販売など親子で楽しめるさまざまな企画を用意。月に1日、自宅でパンを販売する「micocoro」など個性豊かな出店者が勢ぞろいする。

 同会としては初めてのイベント。2児の母である山本さんは「土曜・日曜は保育園や幼稚園が休みなので、私自身子どもとどこへ行こうかすごくえる。同じようなママの居場所を作りたかった。どうしても子ども中心になってしまうが、ママも楽しめる場所が作りたかった」と話す。「当日は目の前にある浅川小学校で市民大運動会が行われる。休憩がてら地域の方にも遊びに来ていただければ」と呼び掛ける。開催時間は10時~16時。小雨決行。

 同会は親元を離れて八王子で子育てを行っている山本さんが、子育てしているママ同士交流が図れるコミュニティーを作ろうと今年3月に開設。現在、約300人が参加しており、「リアルママの会」と題して、実際に会って交流を図る場も設けるなど活動を進めている。

 9月には「八王子ママにおくるエールマガジン」(原文ママ)と題してフリーペーパー「KAKKA(かっか)」も発行。家庭で役立つ育児や料理、収納のアイデアなどの紹介に加え、市内の助産院「ひとみ助産院」(山田町)へのインタビュー記事や子どもたちと遊べる公園の紹介、「八王子ママに聞きました」と題したアンケート企画など八王子での子育てに役立つ情報をまとめた。

 「お母さん」を意味する言葉が名付けられた同誌。「子育てが楽になる場所があるということをフェイスブックをやっていない方にも届けたい」と山本さん。冊子は16ページで、公共施設や市内外の店舗などで配布。配布部数は1万部で、無料。

 「私自身、第2子出産後に起きた、さまざまなトラブルでゆっくり養生できない事態に陥ってしまった際、周りのママ友だちが超えをかけて助けてくれた。そのことをきっかけに『同じようなママの助けになることをしたい』と一念発起し、『八王子ママの会』立ち上げ、フリーペーパーの構想、イベントの企画を思い付き同時進行で進めていくことになった」と山本さん。「決して1人ではできないことで、それもまた周りのママや多くの人たちの力を借りて達成できた。自分が動いてみると手を差し伸べてくれる人はたくさんいることに気付けた」とも。

 「横のつながりを作って、ちょっとした相談や友だちを作っていくことで、孤独な育児を減らせれば。身近にいろんなママがいると知っただけでも、不安が拭える部分があるのでは。活動を通じて、いろいろな方と出会い、何かできないかといろいろなところで話を進めている。今後はそれが形になっていけば」と意気込む。

八王子経済新聞VOTE

「八経」こと八王子経済新聞に期待する記事は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース