1月2日からパラグアイ・ボリビア・アルゼンチンの3カ国にわたって開催されている「ダカールラリー2017」に、日野自動車(日野市日野台3)の「日野チームスガワラ」が参戦している。
今月14日まで行われる同レース。パラグアイのアスンシオンからアルゼンチンのブエノスアイレスまで、12のステージを走り合計タイムで勝者を決定。今年の移動距離は約9000キロにも及ぶ。
1991年に日本のトラックメーカーとして初めて参戦して以来、政情不安で中止となった2008年を除き、全てのレースで完走を果たしてきた同社。今年もチーム代表を務める菅原義正さんと菅原さんの次男・照仁さんの親子ドライバーを中心とした「日野チームスガワラ」が中型トラック「日野レンジャー」をベースとしたレース車の2台体制を組んで参戦。照仁さんが運転する2号車については今大会用に新たに車両を製作するなど準備を進めてきた。
初日のアスンシオン~レシステンシア(アルゼンチン)間はノートラブルでクリア。大会2日目となった3日は、レシステンシア~サン・ミゲル・ドゥ・トゥクマン(同)間を走行。累積順位は2号車が総合17位、1号車が同40位となり、排気量10リットル未満クラスではワン・ツーフィニッシュを飾った。
「ほこりがひどく危ないショートステージだったので、ペースを抑えた。おそらく視界を奪われた中で起こったと思われる追突事故も目の当たりにして、一層注意して走った」と義正さん。照仁さんは「今日も良いペースで走ることができた」としながら、「スピードリミッターの調整の関係で、時速1~3キロオーバーしてしまった箇所があり、ゴールで主催者に指摘された。ペナルティーを課される可能性があるので、ちょっと心配」と話す。
同社は最新のレース情報をホームページやフェイスブックなどで紹介している。