八王子市夢美術館（八王子市八日町8）は3月4日から、市民公募展「夢美エンナーレ入選作品展」を開催する。

　同展は2005年より隔年で開催している公募展で、今回で3回目。八王子市民の優れた美術作品を発表する場として、当初は市内在住、在勤、在学の人を対象に作品を募集していたが、2007年からは「過去に八王子に在学した人」も応募対象に追加。八王子にまつわるさまざまな人から作品を募集するようになった。

　キャッチコピーは「来場者が選ぶ、新しい公募展」。その名の通り、同展を見に来た観賞客が賞を決める点が大きな特徴。

　事前に同館館長や美術館のキュレーターなど、専門家が審査を行い入選作を決定した後、それらの作品を掲げる展示会を開催。その後、鑑賞者の投票によって大賞をはじめとする各賞が決定する。賞は大賞、準大賞、奨励賞の3つを合わせて13賞を用意し、得票数の多い順に決まる仕組み。

　2月2日に開催された審査会で、今回の入選作70点が決定した。同展の鑑賞客は1人につき3作品まで投票を行うことができ、これに審査員による「審査員票」を加えて、各賞が決定する。

　展示会開催は3月4日～26日。投票の受付期間は同22日までで、最終日の26日11時から表彰式を行う。月曜休館。観覧料は、大人＝300円、小学生以上の学生と65歳以上は150円。