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自転車ロードレース・畑中勇介選手が市長表敬訪問 「八王子愛」をアピール

チャンピオンジャージを手にする石森市長(左)と畑中さん

チャンピオンジャージを手にする石森市長(左)と畑中さん

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 6月に行われた全日本自転車競技選手権大会ロードレースで初優勝した「チームUKYO(ウキョウ)」所属の畑中勇介選手が8月21日、八王子市役所で石森孝志市長を表敬訪問した。

談笑する畑中さんと石森市長

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 6月25日に青森県階上町で行われた同レース。地元出身で「八王子」「オウジ」などの愛称で親しまれている畑中さんが出場した男子エリートの部には119人が参加。14キロのコースを15回回る210キロのコースで争われ、2位と1分40秒以上の差を付ける5時間32分46秒で優勝。32歳にして念願の日本チャンピオンに初めて輝いた。

 当日は日本チャンピオンの証であるチャンピオンジャージを手に石森市長を訪問。畑中さんは「生まれも育ちも八王子で、この地域で練習してきた。10年間、全日本選手権にチャレンジしてやっとチャンピオンになることができ、1年間、日の丸の入ったジャージを着させていただくことになった」とした上で、「ブログをやっていて、そのタイトルに八王子を入れている。日本中を回ってレースをするが、『八王子』という声援をいただきながら走っている」と地元愛をアピールした。

 現在、再検討されている2020年東京オリンピック自転車ロードレースのコースの話題になると「ぜひ八王子を通していただければ」と畑中さん。石森市長も「八王子からオリンピック選手が出るとしたら楽しみ。3年後のオリンピックを目指して頑張ってほしい。応援している」と答えた。

 今大会について「自分の中ではかなり自信があったが、かなり混然とした状態でスタートした。その中で勝てたのはうれしい」と畑中さん。元F1ドライバーの片山右京さんが主宰する「チームUKYO」は現在、UCI(国際自転車競技連合)のアジアツアーランキングでトップに位置するなど好調で、7月にはスペインでの大会にも挑んだ。

 「チームメートにはツール・ド・フランスを経験してきた選手もいる。スペインのバスク地方は自転車のメッカなのだが、チャンピオンジャージを着て、有名な選手を従えながら集団の先頭を引っ張ったまま最後の周回コースに入るのは気持ちが良かった」と振り返る。

 次の目標は10月20日から行われる「ジャパンカップサイクルロードレース」。畑中さんは「ここ15~6年、日本人の優勝がない。自転車を始めたきっかけのレースでもあるので、そこで力を見せたい」と意気込む。

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