JR東日本、カーシェアリング事業に参入-「Suica」でドアロック解除

「ecoレン太」のパンフレット

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 JR東日本は3月19日、八王子をはじめとする首都圏3カ所で「Suica」を使ったカーシェアリング事業を開始する。

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 カーシェアリングは1台の車を複数の人で共有するサービスで、JRグループの中ではJR西日本が2004年4月からカーシェアリング事業に参入。現在、新大阪、新神戸など管内4駅で事業を展開している。JR東日本の今回の参入はこれに続く形となる。

 今回のカーシェアリング事業は「ecoレン太」の名称で、JR東日本グループのレンタカー会社、ジェイアール東日本レンタリース(千代田区)が東京駅、八王子駅、川崎駅で実施。各駅にホンダのハイブリッド車「シビックハイブリッド」を2台ずつ、計6台を配置する。

 同事業では、Suicaを車のドアキーとして使用する点が特徴。利用者は事前に手持ちのSuicaを鍵として登録。車後部に設置する読み取り機に外からSuicaをかざすことでドアロックを解除する。車の鍵は車内に設置するテンキーを使って暗証番号を入力し、グローブボックスの中から取り出す仕組みになっている。

 サービスの利用に際しては事前の入会手続きが必要。また、車を利用する際は利用日、車を利用する駅、利用時間などをパソコン、携帯電話からインターネットを通じて予約する必要がある。利用時間は30分単位で設定可能。

 入会金は、個人=5,000円、法人=1万円。月会費は個人=2,000円、法人=6,000円。利用時には30分ごとに個人、法人共に630円の料金がかかる。利用料金は月単位で請求する。

 八王子では八王子駅南口駐車場(八王子市子安町1)内に利用手続きなどを行う「ecoレン太ステーション」を設置し、受け付け業務を行う。なお、同社が現在、八王子駅南口前で展開するレンタカー事業「駅レンタカー」は3月31日で営業を終了する。

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