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高尾駅前に複合型飲食店「Lantern」 小料理店と「高尾ビール」が入店

「Lantern」の店内

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 高尾ビール(八王子市下恩方町)のタップルームと小料理店「mihara kitchen & books」が入店する複合型飲食店「Lantern(ランタン)」(高尾町)が9月13日、高尾駅北口にグランドオープンした。

高尾ビールのタップルームも展開

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 ビールを使って煮込んだスペアリブなど両者のコラボによるメニューなどを展開する同店。高尾駅から徒歩約30秒の場所にある生花店「花織」の2階に位置し、店内からは駅を臨むこともできる。今月7日のプレオープンを経て、今回、グランドオープンにこぎ着けた。

 高尾ビールではこれまで下恩方町にある醸造所で試飲などに対応してきたが、今回、その機能を同店に移転。平日はビールの製造に注力するため、タップルームは週末のみ営業し、「森は生きている」など同社の製品をその場で味わうことができる。ボトルの販売はこれまで通り醸造所で対応する方針。

 店名には「高尾の街を照らす」という意味を込めたという。高尾ビールの池田周平さんは「高尾駅北口は夕方になるとほぼ店が閉まってしまい、日没後は真っ暗になってしまう。その中に明かりをともしたいと思い、『ランタン』という名前にした。場所柄、登山客や行楽客の帰りの方も多いので、ランタンのともるところで一休みして帰っていただきたいという思いも込めた」と話す。

 内装はオーダー家具製作などを手掛ける「WALDEN」(中野上町1)が担当。カウンターなど自作の什器(じゅうき)のほか、目利きし仕入れたテーブルなどが空間を彩る。「普段は家具店だが、彼らが初めて内装のディレクションを担当した。八王子でものづくりを志している方にお願いしたいと思い、コンセプトに共感していただける方に力を注いでいただいた」と池田さん。

 タップルームを高尾駅前に作ることは開業以来の目標だったという。「高尾には人が集まる場所が必要。すてきな店は増えてきて入るが、まだ足りない」と話し、「製造業なので客と接することができる貴重なスペース。なるべくコミュニケーションを大事にしていきたい」と池田さん。今後はイベントの開催なども狙う。「アウトドアのギアを作るような方も増えてきているので、クリエーター、メーカーの方を集めて展示・販売をしても面白いかも」と話す。

 「mihara kitchen & books」の営業時間は月曜~金曜=17時~23時、土曜・日曜・祝日=16時~22時。火曜・水曜定休。「高尾ビールタップルーム」の営業時間は金曜=17時~22時、土曜=15時~22時、日曜=15時~20時。

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