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学園祭、オンライン開催に向け準備進む 中央大、明星大のそれぞれで

中央大の「白門祭」は今年、オンラインで開催する

中央大の「白門祭」は今年、オンラインで開催する

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 中央大学(八王子市東中野)、明星大学(日野市程久保2)のそれぞれが現在、学園祭のオンラインでの開催に向けて準備を進めている。

明星大学の「星友祭」の様子

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 今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの大学で学園祭などイベントの開催を見送っている。そうした中、中央大学と明星大学の2校はそれぞれオンラインでの実施を決めた。

 中央大は例年、秋に多摩キャンパスで学園祭「白門祭」を開いている。今年もこれまでと同様の形を目指して大学側と協議を進めていたが、同祭実行委員会の吉川真央さんは「新型コロナウイルス感染拡大を受け、多摩キャンパス構内での開催を断念した」と説明。「オンライン開催については大学側との話し合いと並行して、当委員会内で検討していたものであり、白門祭を中止するという考えはなかった」と明かす。

 今回は「叫べ ~54年目の第1回~」をキャッチコピーに据え、10月29日から4日間にわたって行う。「新型コロナウイルス感染症予防のため、友人との自由な会話すらもままならず、今もなお大学生活を大きく制限されている私たち大学生の伝えたい思い、表現したいものを、精いっぱいオンライン白門祭で叫んでほしいという思いが込められている」と吉川さん。「54年という白門祭の長い歴史の中で初めての挑戦。多摩キャンパス構内での開催がかなわない今、この挑戦が、これからも長く続いていく白門祭の新たな一歩となるようにという思いも込められている」とも。

 9月初めから各団体からの企画のプレエントリーを受け付けるなど準備を進めている。各団体が行う企画については「パフォーマンス」「展示」「講演会」の3種類を用意し、特設ホームページやユーチューブなどを使って公開していく方針。「10月上旬には参加する団体が決定するため、それ以降に徐々に白門祭の情報を公開していく予定」とも。

 吉川さんは「初めての試みではあるが、たくさんの企画を用意させていただくので、楽しみにお待ちいただけると幸い。実行委員会一同、皆さまの参加をお待ちしている」と話す。

 明星大学は日野キャンパスで毎秋、「星友祭」を行っており、55回目となる今年はオンライン開催となった。同祭実行委員長の宮部隼人さんは「地域の方に喜んでもらえるイベントを作るのが目標。新しい形の星友祭にできるのでは」と話す。

 10月31日・11月1日の2日間にわたって実施する予定で、テーマは「PARTY!! -夜明けと共に-」。「今は新型コロナウイルス感染症の影響で授業や友達との遊びもできない。学内にとらわれない全国規模のパーティーにできれば」と宮部さん。

 当日はお笑い芸人によるライブや芸能人によるトークショーなどに加え、各団体によるパフォーマンスなどの映像を配信することにしている。時間ごとに配信を行っていく予定で、「テレビ番組のようなイメージを想像していただくと分かりやすい。10月上旬にはタイムスケジュールを出せると思う」と宮部さん。

 約110人の実行委員が準備を進めているが、キャンパスに集まって打ち合わせを行ったり、作業を進めたりすることが難しいため、「今までの経験が生かせないのが一番つらい」と宮部さん。「難しい役になったとは思ったが、プレッシャーは感じないタイプ。圧をかけられたほうがいい。今は成功させたいという思いが大きい。少しでもいい報告ができたら」と意気込む。

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