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八王子桑都千景推進協議会が2月22日、地域活性プロジェクト「歴史が織りなす、未来への旅 八王子桑都千景」の取り組みを始めた。
八王子商工会議所(八王子市大横町)、八王子市まちづくり公社(旭町)と八王子市が協働し進める同プロジェクト。東京都が国内外の旅行者のさらなる誘致を目的に、江戸の風情が感じられる町並みを創出しようと本年度から始めた「江戸情緒あふれる景観創出事業」の一環で、八王子駅周辺の中心市街地で企画を展開する。
同会ではイベントの実施に先立ち今月上旬から、西放射線通り商店街(ユーロード)沿いに「八王子桑都千景」と書かれたフラッグを掲げるシティードレッシング、2022年に発足した「八王子100年企業のれん会」に協力を呼びかけ、店先にオリジナルののれんを掲示する「桑都のれんプロジェクト」などを行ってきた。
イベント期間中は「江戸情緒」をテーマとしたさまざまな企画を行う。同会では現在、「八王子桑都千景」の公式インスタグラムアカウントをフォローした上で、ハッシュタグ「八王子桑都千景」を付け、のれんが飾られている風景などをインスタグラムに投稿してもらうフォトキャンペーン、染料や塗料などを扱う橋本要助商店(八王子市八幡町)、豆や雑穀、乾物などを扱う埼玉屋本店(八幡町)など市内10店を巡るデジタルスタンプラリーを行っている。
江戸をテーマとした企画も展開する。飲食店や物販店など複合機能を備えた施設「桑都テラス」(中町)では3月1日・2日、風呂敷をテーマにしたワークショップ、同8日に切り絵をテーマにしたワークショップなどを行う。「まちなか休憩所 『八王子宿(しゅく)』」(中町)では3月1日・2日、八王子の歴史などに関するパネル展を開催。同展は8日・9日にセレオ八王子北館(旭町)5階レストスペースでも行う。セレオ八王子では同1日~7日、地元の商品を販売する「のれん市」を行う。
八王子の芸妓衆や、2022年に国の重要無形民俗文化財に指定された伝承芸能「八王子車人形」などが出演する「創作新内浄瑠璃劇」を上演するなどオープニングイベントが3月9日、「J:COMホール八王子」(子安町4)で行われる。開催時間は17時~19時。観覧無料。要事前申し込み。
イベントは3月14日まで。