浅川児童館(八王子市初沢町)は10月24日、近隣の商店街と協力して「浅川じどうかんまつり」を行う。
同イベントは昨年から始まり、今回で2回目。子ども向けの職業体験型テーマパーク「キッザニア」を模し、子どもに遊びを通してさまざまな仕事を体験してもらう。2006年から児童館を会場に同様のイベントを行っていたが、昨年からは地元商店街と協力。実際の店で仕事を体験できるようになった。昨年は小学生などを中心に350人あまりの子どもたちが参加した。
当日、子どもたちは商店街の中に設けられる「ハローワーク」で仕事をもらい、派遣された各店でさまざまな仕事を体験する。対象となるのは近隣の「高尾名店街」「京王クラウン街高尾商店会」の中にある30店舗。地元店のほかにも郵便局やマクドナルドなど、さまざまな業種が参加する。「普段、土曜日は休みの郵便局では、年賀状の販売などを子どもたちにしてもらう」と同館の永井さん。
子どもたちは店の人やサポート役の大人たちの手助けを借りながら、1カ所あたり25分間働き、「アルバイト代」を稼ぐ。得たアルバイト代は「銀行」で受け取り、当日開催するお祭りの場で使用可能。「自分がアルバイトをして対価を得、そして遊ぶということを地域の中で経験できることはとても良いこと」と永井さん。地域の人に加え、拓殖大学など八王子周辺の大学に通う学生もボランティアとして参加するという。
対象となるのは浅川小学校など近隣の小学校に通う子どもたち。参加には事前の申し込みが必要。開催時間は10時~16時。