食べる 見る・遊ぶ 買う

八王子・恩方地区で「オンマル」開催へ 八王子ゆかりの地域店出店も

イベントを手がける門脇さん(左)と新井さん

イベントを手がける門脇さん(左)と新井さん

  • 5

  • List
  •  

 イベント「ONMARU(オンマル)2025」が9月28日、小田野中央公園(八王子市西寺方町)で行われる。

会場の小田野中央公園

[広告]

 2018(平成30)年に初開催し、昨年までに6回行ったイベント「オンガタマルシェ」が名称を改めて行う。主催はデザインやイベント運営などを手がける「CREAP」(西寺方町)を中心とした実行委員会。

 「屋外物産展」をコンセプトに、神奈川県小田原市で地元の魚のブランド化を目指す「小田原の魚ブランド化・消費拡大協議会」、埼玉県大里郡寄居町の精肉店「秩父屋」など、八王子市と姉妹都市関係にある地域の店がブース出展する。同企画には山梨県甲州市勝沼の「阪本ぶどう狩り園」や北都留郡小菅村に拠点を置く店も参加し、それぞれが地元の特産品を紹介・販売する。

 会場には八王子市内の飲食店や団体、企業などによる86のブースが設けられる。出店するのは、アパートの一室で酒造りを行っている「八王子クラフトリキュール」、ヨーヨー、こま、けん玉など、遊ぶために技術を必要とするおもちゃを指す「スキルトイ」の専門店「スピンギア」を営みながら、八王子市内の小学校を巡って、スキルトイの楽しみ方を紹介する「あそびの出前」も活動を行っている「そろはむ」、本業の精密板金部品の製造に加え、アウトドアブランド「OZOPS(オズオプス)」を展開する小沢製作所、ガトーショコラ専門店「fam」など。

 ステージも用意し、「Pessor P.Peseta」「HI☆STEADY meets 竹ノ子みどり」がライブを行うほか、DJエリアも設ける。川に住む生き物を観察する小学4年生以上の子どもを対象とした「ガサガサ」体験イベントなどの企画も用意する。

 当日は西東京バス(明神町3)の協力の下、高尾駅北口と会場周辺を結ぶ無料バスを運行する。無料バスの運行のほか、来場者の増加に伴う会場近隣を含めた警備の強化、清掃活動などの経費をまかなうための駐車場は有料(1日2,000円)としている。実行委員会では無料バスや公共交通機関を利用した来場を呼びかける。

 これまで恩方エリアの活性化を目指してきた同イベント。「商店街のない町に1日だけの商店街」をキャッチコピーに掲げ、八王子にゆかりがある街の店にも出店してもらうことで、八王子を中心とした東西南北の地域をつなぐ場所での「市」を開くことをコンセプトの一つに据える。集客は約1万2000人を見込む。

 CREAPの門脇大輔社長は「マルシェはいろいろなところで数多く行われているが、私たちは一歩違うところに進んで続けていきたいと思ったし、普通のマルシェとは内容もかけ離れてきてもいた。そこでみんながそう呼んでいたこともあって、名前を『オンマル』にしロゴも変えた」と話す。

 「前々から圏央道を使った企画をやってみたかった。秩父や小田原などに行っては街を歩き、店に売り込みし、つながりを作って出店してもらうことがかなった。今回が始まりなので、良い結果が得られれば次につながっていくはず。ステージのライブも玄人(くろうと)でも納得してもらえるようコンセプトを持って準備している。来てもらい驚いてもらい楽しんでもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。小雨決行。荒天時は10月5日に開催を延期する。

八王子経済新聞VOTE

「八経」こと八王子経済新聞に期待する記事は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース