京王八王子エリアを中心に市内外の店が出店するマルシェ「ケイハチクリスマスマーケット」が12月20日、「東京たま未来メッセ(東京都立多摩産業交流センター)」(八王子市明神町3)で開催される。
京王八王子駅周辺の店が所属する京王八王子商店会が企画した。2022年に初開催し、今回で4度目。昨年は約2万8000人が来場した。クリスマス前の「アドベント(待降節)」の時期にさまざまな店が集まり、クリスマス用品を販売するヨーロッパの市場をモデルにした。今回は施設1階の展示室4部屋全てと3階会議室を含めた全館を使って行う。
会場は、物販や飲食、ワークショップなどの体験、ゲームコーナーなどのブースを展開する。マルシェには約70組が参加する。商店会加盟店では、「Firenze BAR ADOMANI(フィレンツェ・バール・アドマーニ)」がイタリアのクリスマス菓子「パネトーネ」やホットワインの販売、カフェ「Brasserie BASEL(ブラッスリー・バーゼル)」を手がけるバーゼル洋菓子店(高倉町)がシュトーレンを販売する。
けいの家、呑食ウイスケ、ダイニングバー 「H-one dining」、レストランバー「SCENE」、カフェ「Dia. COFFEE」、古書店「まつおか書房」、不動産店「タイズホーム」など、そのほかの加盟店もクリスマスをイメージした商品の販売や催しを行う。
菓子店「森のこびと」や八王子の繊維関係企業などから成る組織「八王子ファッション協議会」といった商店会非加盟ながらも、イベントの趣旨に賛同した団体や店、ハンドメード作家も数多く出展する。
日本工学院八王子専門学校は会場内で無料のミニゲーム「サンタさんのたからもの」を展開する。同校ミュージックカレッジ音響芸術科の学生は、ラジオブースを設け公開ラジオやラジオ体験企画を行う。同校マンガ・アニメーション科を卒業した新人マンガ家による有料の似顔絵体験イベントも行う。
佐川急便は会場内で子ども向けに制服着用体験を行うほか、会場で購入した物やワークショップで制作した物を発送するブースも用意する。
八王子市も出展し、人や社会、環境に配慮した消費行動である「エシカル消費」の啓発を目的に会場内を巡る無料クイズラリー「はちおうじエシカルクエスト」を行う。
ステージでは、さまざまな学校や団体がパフォーマンス披露を行う。出演は、八王子市立いずみの森義務教育学校、八王子市立由井中学校、八王子市立第5中学校の各吹奏楽部、八王子市立第4小学校合唱団、多摩地区を拠点に活動するビッグバンド「ビッグバンドPino」「Funny Fellows Jazz Orchestra」、新体操クラブ「LumiereRG」「Shake Dance Studio」。
ヨーヨー、こま、けん玉など、遊ぶために技術を必要とするおもちゃを指す「スキルトイ」を扱う「そろはむ」(並木町)は、「スキルトイ」の楽しみ方を紹介するため市内の学校を巡る活動「あそびの出前」によるパフォーマンス披露なども行う。
同館全館を使って、イベントを行うのは今回が初めて。商店会副会長で、整体サロン「ヒーリングサロン レプス」(明神町2)店主の吾妻優さんは「建物全体を回遊するようなイベントとして設計した。普段見られない施設の裏側も見られるはず。商店会としても評判の良いイベント。クリスマス当日に食べる物やちょっとしたプレゼントなどを見つけてもらえれば。当日は浮かれた気分で楽しんでいただきたい」と話す。
開催時間は10時~16時。入場無料。