中央線の駅で切符切り体験-「開業120周年キャンペーン」ファイナル

吉祥寺駅の「改札鋏」

吉祥寺駅の「改札鋏」

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 JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は11月28日から、今年4月から続けてきた「中央線開業120周年記念キャンペーン」のファイナルイベントを開始する。

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 中央線は1889(明治22)年4月に立川~新宿間、同年8月に八王子~立川間が開業し、今年で開業120周年を迎えた。これを受け、同社は今年4月から同キャンペーンを実施。イベントや記念グッズの販売など、これまでにさまざまな企画を行ってきた。

 ファイナルイベントでは駅の改札口で乗車券にはさみを入れる「入鋏(にゅうきょう)」に焦点を当てた企画を用意。28日から始まる「パンチ DE ラリー」では、参加者が配布されるリーフレットにはさみを入れ、その「入鋏痕」を集めながら、八王子~吉祥寺間の12駅を巡る。ラリーで使うはさみは当時、実際に駅員が使っていた「改札鋏(かいさつきょう)」を再現し、普通の人でも使えるよう安全加工を施したもの。当時と同じように「全駅で切れ方の異なるはさみを用意する」(同社広報課)という。すべての駅ではさみを入れた人には「金色の改札ばさみ」などを抽選で進呈する。「改札ばさみは駅で使用されていたものを再現し、金色に塗って箱に入れたもので、実際に打つこともできる」(同社担当者)。

 そのほか、ラリーに参加して5駅以上を巡った人などを対象に、中央線が開業した当時の駅である八王子、立川、国分寺、境(現在の武蔵境)、中野、新宿の6駅分の切符のレプリカを進呈するイベントも。切符は硬券で、希望者は同社の元駅員たちから切符にはさみを入れてもらうこともできる。同社は吉祥寺までを管轄しているため、八王子、立川、国分寺の3駅に加え、武蔵小金井駅で「境」分、三鷹駅で「中野」分、吉祥寺駅で「新宿」分をそれぞれ担当。八王子駅では12月25日~27日の各日11時~15時にこのイベントを実施する予定。

 今月29日~12月26日には、中央線の旧型車両を使用した「ギャラリートレイン」も運行。開業当時の中央線の様子や駅周辺の街並みなどをパネルで紹介する。

 キャンペーンは12月31日まで。

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