日野市役所前市民プラザ(日野市神明1)で12月18日から、環境に優しいイルミネーションを施す「日野の冬フェスタ2009」が行われる。
同イベントは2006年から毎年この時期に行われているもの。市役所屋上に置かれた太陽光パネルで発電した電気を使うなど、環境に配慮したイルミネーション演出で知られる。「寒い冬を温かな光で包むイベントを通して人々のにぎわいを創出する」と市産業振興課の金子さん。「日野市はあくまで『手作りのイルミネーション』イベントにこだわり、市民や学生などによる作品を主体としている」。例年約4,000人を超える見物客が訪れる。
昨年から商用電源は使用しなくなった。「太陽光発電、自転車発電、バイオ燃料発電で電源を供給。電球もLED(発光ダイオード)のみを使用している」と金子さん。メーンのイルミネーションは首都大学東京(日野キャンパス=日野市旭が丘)の学生が会場をデザイン。今回はバイオ燃料発電で得た電力で各イルミネーションを点灯させるほか、自転車発電によるイルミネーションも設置する。
市民や学生からの作品は縦横各1.5メートルのワイヤーメッシュに自由に電球を取り付けたもの。市が進める省エネルギーキャンペーン「ふだん着でCO2をへらそう」や「多くの方に夢と希望を与えるような作品」をテーマに作られたものを展示する。今回は首都大学東京システムデザイン学部や明星大学(日野市程久保2)理工学部の学生が作った作品などが並ぶ。
点灯時間は17時~20時30分。今月25日まで。