八王子駅北口から20.7キロを走り抜ける「スーパーアルプス 全関東八王子夢街道駅伝競走大会」が2月7日に行われる。
同駅伝は1951(昭和26)年から毎年2月に行われており、今年で60回目。スタート当初は現在「八王子市芸術文化会館」(いちょうホール、八王子市本町)がある旧八王子市役所を出発地点に甲州街道を通って大垂水峠で折り返す約30キロのコースを使って「たすき」をつないでいた。
現在は八王子駅北口を出発し、甲州街道を通って東京都立南多摩高校(明神町4)を目指す20.7キロをコースに設定。昨年は過去最多となる464チーム1,883人がエントリーし、参加人数の多さから「出場者数関東一の駅伝」とも言われている。「夢街道駅伝」の名前は「宿駅制度制定400年」を迎えた2001年に八王子をはじめとする甲州街道沿いの商工会議所が連携して行った事業「甲州夢街道2001」に由来する。
今回は466チーム約1,900人がエントリー。1部=一般男子、2部=大学男子、3部=高校男子、4部=市内中学男子、5部=一般女子、6部=高校女子、7部=市内中学女子の7つの部門で競技が行われる。1部~3部はJR八王子駅北口を出発後、京王線・狭間駅(東浅川町)、国立東京工業高等専門学校(椚田町)、京王線・めじろ台駅(めじろ台1)を通って散田小学校(散田町5)で折り返し、都立南多摩高校を目指す。5部・6部では散田小学校で折り返さず、そのまま都立南多摩高校へ向かう全14.8キロメートルを走る。4部と7部ではこれらとは別に全14.9キロメートルのコースを設定する。
今年は60回目を記念し、事前イベントとして「記念写真展」を市内各所を回りながら開催。今月15日からは「道の駅 八王子滝山」(滝山町1)で展示が始まった。「町並みの様子がわかるものを中心に選んだ」と市観光課の平本さん。昭和30年代の写真を中心に構成し、当時の大会の模様を写した写真やコース図などの資料を展示する。
道の駅での展示は今月22日まで。23日からはスーパーアルプス狭間店(椚田町)で、2月1日からは八王子駅コンコースでも展示を行う。