道の駅「八王子滝山」(八王子市滝山町1)で2月12日から、多摩地域を巡回するパネル展「多摩フィルムコミッションパネル展」が行われている。
フィルムコミッションは、映画やテレビドラマ、コマーシャルなどの撮影の際にそのロケを誘致し、ロケがスムーズに行えるよう準備や実際の撮影の際に手助けを行う組織。八王子では2005年、八王子観光協会(旭町)の中に「八王子フィルムコミッション運営協議会」が発足。日野市では2001年に「日野映像支援隊」(日野市日野)が、多摩市では昨年2月に「たまロケーションサービス」(多摩市鶴牧)がそれぞれ発足し、活動を行っている。
これら多摩地域のフィルムコミッションは「多摩地域フィルムコミッション連絡会」(日野市日野)を通して連携。パネル展は同連絡会が主催して、2008年6月から行っているもので、八王子市、日野市、立川市、多摩市、福生市、国分寺市、調布市の各市を回るパネルキャラバンの形をとっている。
多摩地域はドラマ、映画、アニメーションなど、これまでに数多くの作品のロケ地となっている。八王子でも昨年、NHK大河ドラマ「天地人」のロケが滝山城趾(高月町)で行われたほか、3月7日にWOWOWで放送されるドラマ「蛇のひと」のロケ地として絹の道資料館(鑓水)が使われている。パネル展ではこうしたロケの実績などを紹介。会場では、今後撮影が行われる際、エキストラとして参加するための登録も受け付けている。そのほか、「観光PRコーナーも設け、八王子の観光も併せてPRしている」と市産業振興部観光課の平本さん。
同所でのパネル展は今月19日まで。