ケンウッド、iPodを意識したカーオーディオ発表-接続して動画再生も可能に

発表されたセンターユニットとスピーカー

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 JVC・ケンウッド・ホールディングス(横浜市神奈川区)は2月18日、同社のグループ会社であるケンウッド(八王子市石川町)からカーオーディオの「2010年モデル」を順次発売すると発表した。

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 今回発表されたのはカーオーディオのセンターユニット3機種、スピーカーシステム9機種、インナーブラケット2機種、パワーアンプ1機種の計15機種。

「近年、ユーザーが音楽を楽しむスタイルは、iPodをはじめとするデジタルオーディオプレーヤーやパソコンに収録した音楽コンテンツを楽しむというスタイルが主流となっている」と同社経営戦略部の今井さん。「音楽を楽しむスタイルの変化に伴い、車室内でもデジタルオーディオプレーヤーやUSBメモリに収録した音楽コンテンツを楽しみたいというニーズが増加し、対応システムの需要が高まっている」。そのため、今回の新機種はiPodやiPhoneをはじめとするデジタルオーディオ機器との接続を考慮した製品になったという。

 発表されたセンターユニット「I-K55」「I-K77」ではiPodとの接続ケーブルが付属。iPodに入っている曲をそのまま再生できるようになっているほか、同時に発表された「I-K99」では、iPodに入っている映像を本体の内蔵モニターや外部モニターで再生できる。「I-K99」「I-K77」では操作部に当たるキーのレイアウトをiPodに準じた形にするなど、「誰にでもiPodを意識した商品だと一目でわかる『デザイン』にした」。各モデルにはUSBコネクタを備え、iPod以外のデジタルオーディオ機器と接続することもできる。

 「I-K55」「I-K77」の2機種は3月上旬、「I-K99」は5月中旬に発売を開始。希望小売価格は、「I-K55」=2万6,250円、「I-K77」=3万1,500円、「I-K99」=4万2,000円。

 スピーカーシステムに関しては、「スピーカーを交換されるお客様は音楽好きということはもちろん、車が好きな方々」と今井さん。このため、今回発表したセパレートスピーカー「XSシリーズ」「SSシリーズ」、コアキシャルスピーカーの「RSシリーズ」では、音質をチューニングするチューンアップツィーターやインナーブラケット、パワーアンプのそれぞれで車への取り付けにも大きな配慮を払ったという。「音響メーカーである当社ならではの高音質の追求とともに、デザイン性や取り付け性の向上にもこだわっている」。

 スピーカー、チューンアップツィーター、インナーブラケットは3月上旬、パワーアンプは5月中旬の発売を予定する。

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