日野市役所市民食堂で3月1日から、メニューに含まれる野菜の量に合わせてシールを集めるイベント「野菜を食べよう!市民食堂で野菜シールラリー」が行われている。
同イベントは、メニューの中に含まれている野菜の量が70グラム以上あればシール1枚がもらえるもの。70グラムは「野菜サラダ」や「野菜のお浸し」などの1人分の小鉢のサイズ。「昼の外食で1つか2つ食べ、あとは朝食・夕食で3つか4つ摂るようにしていただく意識を持っていただき、その量を実際に食事をしながら実体験で確認していただくのが狙い」と市健康福祉部健康課担当者。シールが10個たまった人には記念品も用意する。
給食の製造販売や食堂の運営などを行うベル・ハート(大坂上2)が運営する同食堂。「日替わり松花堂弁当」やスパゲッティなど、喫茶・食事合わせて50種類以上のメニューを取りそろえる。
今回の試みは、同市と東京都南多摩保健所が協力して実現。市は2008年3月に「日野市食育推進計画」を策定し、食品関係の業者の協力を得て地域での食育を進めているほか、南多摩保健所も食環境の整備に向けたツールの開発や検証事業を行っている。
「市民食堂をフィールドとして、外食を利用される市民の方や市役所職員に対し、実際にその日に喫食されたランチの野菜量をご理解いただき、朝食・夕食で、不足分を補い、よりよい食生活のあり方をご理解いただく」と同担当者。
今回は、厚生労働省が定める「女性の健康週間」である3月1日~8日を軸に企画した。乳がん受診率向上を目指す「ピンクリボン運動」の周知キャンペーンともコラボ。5日までは対象ランチの主食について、黒米を混ぜてピンク色にした「ピンク色のごはん」を提供している。黒米は市内の農家で育てられたものを使う。
対象となるのは「かわせみ定食」「かしのき定食」「松花堂弁当」「プレートランチ」の4種類の日替わり弁当など。
営業時間は、月曜・火曜・木曜=10時~18時、水曜・金曜=10時~17時。今月19日まで。
【訂正】初出時、対象となる賞品の中に丼物や麺類があるとお知らせいたしますが、この2点は対象にはなっておりませんでした。お詫びして訂正いたします。