八王子市学園都市推進会議（八王子市旭町）は5月9日から、八王子周辺の大学に通う学生が共同で企画・運営するイベント「BIG WEST学生フェスティバル」を開催する。

　イベントは1990年から毎年行われており、今回で20回目。もともとは5月病が始まるこの時期に「学生の皆さんを励ますイベントができないものか」と始まったもので、現在では学生による学生のためのイベントとして親しまれている。

　今年は同会議に加盟する工学院大学、首都大学東京、杏林大学、東京造形大学、多摩美術大学など23の大学からクラブやサークルなどが参加。「できる限り学生の皆さんにお任せし、学生と市民の交流を図ることを目的としている」と同会議の広報担当者。「長らく各校の先輩・後輩の間でバトンタッチされ現在に至っている」。

　八王子市学園都市センター（旭町9）を中心に、2週間にわたってさまざまな催しを開催。初日となる今月9日には、各大学の落語研究会による「学生落語会」が行われる。当日はゲストに落語家の柳家はん治さんも登場しイベントを盛り上げる。開催時間は13時30分～16時。会場は同センター第1セミナー室。入場無料。

　併せて同センター第1・第2ギャラリーホールで、各大学の書道部による「書道展」もスタート。同所では14日から「美術展」、19日からは「写真展」も行われる。15日・16日と22日・23日の各日には、同センター学生交流サロンで「お茶会」を実施。各大学の茶道部で活動する学生が茶をたて、一般来場者に振る舞う。イベントは11時～17時。

　このほか、軟式野球大会やボウリング大会、学生音楽祭、フットサル大会なども予定。イベントは今月23日まで。