「多摩・武蔵野検定」新ポスター発表-デザインは「あなどれくん」作者

「最優秀作品」に選ばれたポスターのデザイン

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 多摩・武蔵野検定事務局(日野市程久保2)は5月10日、今年2月に実施した「ポスターデザイン公募」の結果を発表し、八王子在住のグラフィックデザイナー・伊東繁雄さんの作品を「最優秀作品」に選んだ。

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 同検定は2008年に開始され、「タマケン」の愛称でも知られる。多摩地区に関する知識を問い、これまでに試験に合格することによって与えられる「多摩・武蔵野マスター3級」418人、「多摩・武蔵野マスター2級」209人が誕生。今年の試験は11月21日に中央大学多摩キャンパス(八王子市東中野)で行われる予定。

 同検定のポスターはこれまでプロのデザイナーが制作していたが、市民と一緒に盛り上げたいと今回初めて一般公募を実施。3月末の締め切りまでの間に19点の作品が寄せられた。「多摩地域から12点のほか、北海道、兵庫、愛媛、広島など全国から応募があった」と同事務局の太田さん。この中から最優秀賞1点と優秀賞2点を選んだ。「応募点数は少ないが、どれも力作ばかり。上位3点の審査は難航した」。

 2008年に町田市市制50周年を記念したシンボルマーク「あなどれくん」をデザインしたことでも知られる伊東さん。今回は青空の中にあるJR立川駅北口にあるモニュメント「平和に向ってとびたつ少女を愛をもってみまもろう」と同検定の受検者からのコメントを組み合わせた。「魅力的なことが山ほど、この多摩地域にはあることを改めて知った」と伊東さん。審査員からは「夢のあるデザイン」「多摩の魅力をアピールしている」などのコメントが寄せられたという。

 伊東さんの作品は同検定の今年のポスターとして実際に使用。2,500枚製作し、6月以降、順次公共施設や大学、金融機関などで掲示する予定だという。

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