テーマは日常生活の中の変化と個性-多摩美ダンス部が「夏公演」

多摩美術大学のダンス部「R-Jam」。同大学の学生を中心に、東京造形大学などからも数多くの人が参加し、現在では100人を超える大所帯となっている。

多摩美術大学のダンス部「R-Jam」。同大学の学生を中心に、東京造形大学などからも数多くの人が参加し、現在では100人を超える大所帯となっている。

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 多摩美術大学(八王子キャンパス=鑓水)のダンス部「R-Jam」が8月8日、八王子市学園都市センターイベントホール(八王子市旭町)で同部の夏公演を行う。

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 10数年前から活動する同部。「多摩美にダンスのサークルがなかったことから、ダンス好きな人たちをかき集めて結成した」と同大学情報デザイン学科4年でメンバーの板倉さん。名前の「R」は芸術を意味するArtをフランス語で「アール」と読むところから。「美大生ということで『R』、即興的に踊るような、その場を踊って楽しもうという意味で『Jam』になった」という。

 同大学のほか、東京造形大学(宇津貫町)、サレジオ工業高等専門学校(町田市)、職業能力開発総合大学校(神奈川県相模原市)などからも学生が参加。現在では、全体で100人を超える大所帯となっている。「橋本駅で踊っている通称『橋本ダンサー』の人たちとの交流も多く、日々出会いがある」と板倉さん。女子美術大学、武蔵野美術大学、東京学芸大学の学生がダンスバトルの形で参加することもあるという。

 今回の公演のタイトルは「面~men~」。部員約70人が参加し、2時間を超える舞台を繰り広げる。「企画・構成・映像・舞台・照明など、すべて美大生ならではのクリエーティブなアイデアが詰まっている」と板倉さん。

 テーマは日常生活の中での変化と個性。「一人の主人公が何気ない風景からどんな個性を見いだし、そこからどんな影響を受けて生まれ変わっていくか。主人公のストーリーを主軸に、ダンスを通した物語としてダンスのジャンルごとに展開していく」という。

 17時20分開場、18時開演。前売りチケットは1,000円で、同部で取り扱っている。

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