JR東日本八王子支社(八王子市旭町)は11月6日・7日、中央線の三鷹~立川間で進めている立体高架化工事に合わせ同路線を大幅に運休する。
同区間約13キロについては、これまで18カ所の踏切が設けられており、朝と夕方のラッシュ時には踏切が閉まったままの「開かずの踏切」となっていた。これを受け、1999年から都の都市計画事業として連続立体交差化を開始。同社では国立駅から武蔵境駅までの間の駅舎の建て替えを含めた工事を進めてきた。
昨年、三鷹~国分寺間で線路の切り替えを実施。今回、残る国立~立川間で線路を切り替える。今回の工事が終了すると、立川~東京間の踏切の数はゼロになるという。今回の工事は今月6日21時30分~7日6時30分の予定。これに伴い、同時間帯で特急を含めた計101本が運休する。
快速電車に関しては20時30分以降の東京発下り線について、一部を除き終点を国分寺に設定。高尾発上り線については20時50分以降、終点を立川にする。特急列車の「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」のそれぞれについては、始発・終着駅を八王子駅や立川駅に変更。7日朝に運行する高尾駅発の「成田エクスプレス」については新宿まで区間運休にする。
工事区間である立川~国分寺間についてはバスによる代行運転を実施するほか、う回ルートとなる武蔵野線・南武線の増発や隣接する京王電鉄や西武鉄道、多摩都市モノレールなどへの振り替えを行う。
同社によると、工事の影響を受けるのは約5万人。「大変な混雑や相当な時間がかかることが予想されるので、工事時間帯を避けてのご利用をお願いする」と同社広報担当者。