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「ビックカメラJR八王子駅店」オープン-開店時は3,000人越す行列も

開店した「ビックカメラJR八王子駅店」。3,000人の行列に対し、開店時刻を早めて対応した

開店した「ビックカメラJR八王子駅店」。3,000人の行列に対し、開店時刻を早めて対応した

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 八王子駅南口の「ビックカメラJR八王子駅店」(八王子市旭町1、TEL 042-646-1111)が11月11日、同社39番目の店舗として開店した。

「ビックカメラJR八王子駅店」店長の橋本さんと同社営業本部長の塚本さん

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 東京・池袋を中心に家電量販店を全国展開する同社。多摩地区については2001年に立川に出店以来、約10年ぶりの出店となる。JR八王子駅南口で進む再開発を受け、昨年5月に出店を発表。今回、新駅ビル「CELEO(セレオ)八王子」のキーテナントとして同ビル1階~5階に入居、3階にはグループ子会社で中古品販売・買い取りを行う「ソフマップ八王子店」も展開する。店舗面積は約8,000平方メートル。

 首都圏への出店は、2006年の川崎以来4年ぶり。八王子は「これからの中型店のモデル店舗」と同社営業本部長の塚本さん。「効率化を考えて伝票レスにしたほか、店員にもそれぞれ情報端末を持たせている。女性販売員の比率を増やし、フロア内のレジ位置を1カ所に集中するなど、いろいろと工夫した」。

 「立川店については山梨のお客さまから、もっと近くにあるといいという声をもらっていた」と店長の橋本さん。「八王子は区部を除くと最も人口が多く前々から出したいと思っていた場所」。これまで池袋の「ビックパソコン館」(豊島区)で店長を務めていたという橋本さんは「今まで出してきた店の経験を生かした集大成」と意気込む。

 大学が多いこととベッドタウンであることを反映して、客層には学生層とファミリー層を意識。同社の売りである情報家電の品ぞろえを充実させるだけでなく、化粧室や授乳室に同社として初めてプラズマクラスター発生装置を設置。4階には専任スタッフが調理を実演する「キッチンスタジアム」を開設したほか、カメラ女子コーナーを設けて同社「女子カメラ部」が市内で撮影した写真の紹介や手描きPOPポップを使った販促を行うなど、女性にも利用しやすい店づくりを目指した。「女性のお客さまにファッションビルのアパレル店と同じような気持ちでのぞいてもらいたい」と塚本さん。

 前日18時からでき始めていたという開店待ちの人の列は、混雑から行列を分割する事態に。先頭は中野区から来たという大学院生の2人。スマートフォンを狙ってきたという。「並んでる間は寒かった。店内は明るくて活気がある」。

 開店時には隣接する再開発ビル「サザンスカイタワー八王子」(子安町4)横の駐車場まで行列が伸びた。「大体3,000人くらいが並び、その後もひっきりなし。想像以上」と手応えを感じた橋本さん。このため開店時間を7分早めて、9時53分にオープンした。「他店の開店と比べても、ここ最近では一番では」。

 開店記念として、市内で発見され今年7月に新種のゾウと認定された「ハチオウジゾウ」のキバのレプリカを店内で展示。サイエンスドーム八王子(大横町)の協力を得て実現した。会場は同店5階。12月5日まで。

 営業時間は10時~21時。

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